木質ペレットは、資源を無駄なく再利用するバイオマス・エネルギーです。

『バイオマス・エネルギー』とは

バイオマスとは、エネルギー源として再利用できる生物資源(バイオ)から生まれた有機性の資源のことです。動植物が資源の元となるため、石油や石炭などの化石資源と対比して、『生きた燃料』ともいわれています。

ペレットストーブの燃料となる木質ペレットは、これまでは処分するしかなかった木質資源を再利用するため、電気や灯油などに比べて経済的で地球環境に優しい、循環型のバイオマス・エネルギーなのです。

 

木質ペレットの特徴

環境対策型の固形燃料です。

木質ペレットは、間伐材・端材・おかくずなどの木質を乾燥させて細かく破砕し、高圧で固めたもので、直径6ミリ・長さ15ミリくらいの粒状。比重・密度が高いため、熱効率が良く、その扱いはとても簡単です。

間伐材・端材・おがくずなどは今まで再利用が難しく、お金をかけて燃やすか廃棄するしかなかったものですが、それを利用することで資源の再利用になります。木質資源は循環型のバイオマスエネルギーであり、日本国内は、その木質資源が豊富なため、将来的にも有望な燃料といえます。

また木質燃料は、植物が成長する過程で二酸化炭素を吸収していますので、燃やした時に二酸化炭素は出ますが、植物が吸収したものが出るだけで、二酸化炭素を増やすことにはなりません。

原生林と違い、日本国内でよく見られる杉林などの人工林は、放置され続けると荒廃していくといわれていますが、木質燃料が消費されていくと、山に入って間伐しようとする方々が増え、森林活性化へと繋がっていきます。自然をあるべき姿に蘇らせる力。それが、木質ペレットに秘められた可能性です。

木質ペレットの燃料としてのメリット 木質ペレットの燃料としてのメリット 1 今まで処分していた木質資源を有効活用するためエコロジー。 2 製造工程でしっかり乾燥させているので煙も少なく、よく燃えます。 3 ペレットは袋入りなので保管が容易です。

自然環境に優しく、経済的です。

化石燃料などを使う他の暖房器具に比べ、木質ペレットを燃料とするペレットストーブは、CO2排出量が極めて少なく、また、熱効率も高いため、同じ発熱量で比較した場合、経済性に優れていることが実証されています。

燃料別 CO2 排出量

※電気は、その場ではCO2を出しませんが、電気を作る火力発電所では、大量の化石燃料を焚いて、CO2を排出し、なおかつ、亜酸化窒素も排出しています。

例えば、灯油からペレットに変えた場合、ワンシーズン(6ヶ月)1世帯当り約1,220,000g(1.22t)のCO2を削減することが出来ます。

燃料の経済性比較表
  単価 発熱量 1,000kcal当りの単価
電気料金 23.95円/kw 860kcal/kwh 23.21円
ガス 116.45円/m3 10,000kcal/m3 11.65円
灯油 120円/リットル 8,900kcal/リットル 13.5円
100円/kg 5,000kcal/kg 20円
木質ペレット 50円/kg 4,700kcal/kg 10.63円

(2008年7月現在弊社調査にて)

※電気・ガス料金は基本料を含む、設定値より割り込んだ単価になります。使用量により多少の上下があります。

※ペレットストーブ関連商品は、桧垣スレート松山のみの取扱いとなります。